【ヨルダン】アンマンの街をぐるっと散策(中東旅行3日目)
↓ 2日目の記事はこちら。
中東旅行3日目。
この日はアンマンの史跡や町並みを見て回ります。
と、その前にまずはホテルで朝ごはん。
このホテル、屋上からの眺めはとても良いです。
ちなみにこの日泊まったホテルはここ
値段は1人2000円。この後のイスラエルがわりと高かったので助かりました。
ただシャワーのスペースはとても狭く、ある程度割り切りが必要です。
アンマン城塞(シタデル)
まずはホテルのすぐ北側にあるアンマン城塞(シタデル)へ。シタデルは丘の上にあります。
最初よく分からずこの岩場を登っていたのですが、街なかの観光地の割に"舗装されてない感"が凄まじく、「何だかおかしくない??」となり一度下山。
20分くらいかけて辺りを探していると、ちゃんとした道がありました……
もう少しで不法侵入するところでした……
言い訳をすると、他の人達もその岩場を登っていたので岩場が正しいルートなのだと思い込んでしまいました。
ホテルの裏のわりに時間がかかりましたが、アンマン城塞へ到着!
入場料は2ヨルダンディナール(320円)。安い。
入り口を探しまくったせいか暑くなったので、シタデル内のショップで缶のリプトンを購入。
まさかの入場料と同じ2ヨルダンディナール(320円)。明らかに観光地価格でめちゃくちゃ高いです。(入場料では安いと書いたのに…
飲み終わったあとは、先ほどからちらちら見えている「ヘラクレス神殿の柱」へ
これが建てられたのは2世紀頃。凄いですねー(小並感
ちなみにこの地には紀元前6000年から人が住んでいたそうです。紀元前6000年となるとエジプト文明と同じ頃から人が住んでるんですね。
アンマン城塞の丘からはアンマンの街を見渡せます。高いビルなどはあまり無いので見晴らし良いです。
はるか向こうまで街が続いています。
イスラエルもそうですが、人口自体はそんなに多くないので「街もコンパクトなのかな?」 と思っていたのですが、大規模なマンションなどが無いからか街は結構遠くまで拡がっています。
ヨルダン城塞の敷地内には小さな博物館もありました。
明らかにわざとやってるとしか思えない配置。パワーを感じる。
ヨルダンは所々でこういった遊び心が見えていて好きです。
ローマシアター
次はシタデルを下った場所にあるローマシアターへ。
ここも確か2JD(ヨルダンディナール)。さっきから2JDばかり……
一段一段が結構高くて登るのは大変でした。
ローマシアター自体はローマ帝国の版図のあちこちに作られているみたいで、具体的な数は知りませんが世界に数十箇所あるようです。
すれ違った男の子に「一緒に写真撮ってくれ!」と言われたので一緒に撮影。
ヨルダン料理のマンサフ
朝ごはんがめちゃくちゃ早かった上に、かなり歩いてお腹空いていたのでダウンタウンにあるAl-Quds Restaurantへ。
ここでは鶏肉のマンサフを注文。
正直ここで食べたマンサフは微妙でした……
左側のヨーグルトをかけて食べる形式だったのですが、このヨーグルトがあまりに羊肉のクセを残しすぎてきつい……
他の人のブログとか見ると「マンサフは好き嫌いが分かれる」と書かれているので元々こういう料理なのかもしれませんが……
そういえば、マンサフって羊肉をヨーグルトで煮込んだ料理で、羊肉も一緒に出てくると思っていたのですが、ここはなぜか鶏肉。この食べ方も一般的なんだろうか?
ちなみにマンサフにレモネード2つで1500円くらいでした。 (1人700円ちょっと)
キング・アブドゥッラー・モスク
食べ終わったらタクシーに乗ってキング・アブドゥッラー・モスクへ。
タクシーはダウンタウンから10分くらい乗って2ヨルダンディナール(320円)。安い。
ちなみにここの入場料も2ヨルダンディナール(320円)。ヨルダンでは2ヨルダンディナールを多めに持っておくと便利です。(悟り
そういえばここは入り口が男女で別れていなかった気がします。
ユダヤ教では「男性を祈りへ集中させるために男女で場所を分けている」そうですが、イスラム教も同じなのでしょうか。
ちなみにモスクの敷地内にはお土産屋もありました。
左の『Dead Sea Tシャツ』欲しかったのですが、合うサイズが無かったので買えず……値段は1000円くらいのようでした。
アンマン→ヨルダン国境のJETTバスチケットを買う
少し話が変わって、次の日にヨルダンを立ってイスラエルへ戻る予定なのですが、ヨルダンから国境のキングフセイン橋までのバスは朝6時半の便しかありません。
当日の朝バスの乗り場に行って「チケット無いから乗れないよ」と言われると困ってしまうので事前に買いに行くことにしました。
なぜこのタイミングかと言うと、バス乗り場にもなっているJETTバスのオフィスがアブドゥッラーモスクの近くにあるため。
ここがJETTバスのオフィス。
予約完了!最初は「6時半なんて早い時間しかバス出てないって本当かなぁ?」と思ってたんですが、本当に6時半発しかありませんでした。
おそらくヨルダンボーダーが13時には閉まってしまうので、そのためだと思います。(推測
シリアのアイスクリームをアンマンで食べる
チケットを予約した後はダウンタウンに戻ってBekdashというアイスクリーム屋へ。
このBekdash(Bakdash)というお店は元々隣国シリアで100年以上前からやっている超老舗のお店なんですが、シリアが今あのような状況になっていてシリアからヨルダンへ逃げた人も多いらしく、その人達に向けて作られたお店らしいです。
とはいえ、店名に微妙なブレがあるので「偽物かなぁ?」と思ったりもしています。アンマンに本物があるのは日本のメディアでも取り上げられていたので確実なのですが。
これがあのシリアのアイスクリーム!
シリア-ヨルダン間の国境が開いていた頃は、シリアからわざわざヨルダンまでアイスを運んでいたそうです。つい最近まで国境は閉まっていましたが、昨年末に部分的に開いたのでもしかしたら純正のシリアアイスかも。
バニラ系なのかと思っていたら少し違う感じ。なんとなくサッパリとした味わいです。食べたこと無いので自信ないですが、伸びるタイプだったのでベースはトルコアイスなのかも。
ピスタチオが沢山付いているのが特徴ですが、結構な割合で殻の破片も混ざっていています。
クナーファを食べにHabibah Sweetsへ(2回目)
ちなみにBekdashの前にはクナーファの有名店Habibah Sweetsがあります。前の日も行ったのですが、もう一度食べたくなったので列に並びました。
普通に列に並んでいると、なんと目の前のお兄さんが「ここのクナーファはうまいぞ!君たちの分おごってやるぜ!」と。
神…!!(イスラム教徒に神とか言うの良くない気もしますが…)
ヨルダンの人本当に優しいです。めちゃくちゃかっこいいです。
他の人のブログでも「奢ってもらった!」というのは見たことがあるので、もしかするとそういう文化があるのかもしれませんね。
あとクナーファ屋の隣では小さい女の子が水を売っていました。
水を買おうとすると「これカメラ?撮って!」と言われたのでパシャリ。元気いっぱいでいろんな人に気軽に話しかけていてとても可愛かったです。
ちなみに「あれ……?児童労働では……」とも思いましたが、夕方しか見てないので親の手伝いかもしれませんし、何も知らない東洋人のふりをします。
とはいえ、この子が元気にしているのか結構気になるので、ヨルダンへ行く機会がある人はぜひここでクナーファを食べて、水を買って、この女の子が元気にしているか確認して貰えると嬉しいです。
ダウンタウンでお土産を買う
まだ旅行3日目ですが、「イスラエルは物価高すぎてお土産買うのきついのでは?」と思い、いったんこのタイミングでお土産を見に行くことにしました。
一番沢山買ったのは、コーダホテルの真ん前にあるスパイス店。
グーグルマップストリートビューでは見つからないので、おそらく数年前にできたお店のようです。
このお店はかなり使い勝手が良くて、このベドウィンティーも100gで2ルピーでめちゃくちゃお得。(320円)
店員の人もかなりフレンドリーで色々試食させてくれます。
謎のPakistani Pine Nuts。試食させてもらいましたがモチャモチャした食感でした。
たくさん試食させて貰って欲しいものは色々あったのですが、沢山買えるほどのディナールを持っていなかったので「ごはん食べて両替所行ってから戻ってきたんでも良い?」と聞くと「いいよ!ちなみに眼の前の両替所は俺の友達がやってる!まけてくれるよう言ってあげるから両替する時はいつでも気軽に言ってくれよな!」と。
それならもう両替してもらっても良い気がしたので、3人で両替所へ。
左がスパイス屋の人。ここではアラビックコーヒーも飲ませてくれました。
ちなみにヨルダンもイスラエルも数千円程度の少額で両替できたので割と気が楽でした。
通りの奥にあるお店で晩ごはん
お土産を買い終わった後は、グーグルマップで評判の良かったお土産屋の近くのお店へ。おそらくAbu Zaghlehというお店だとは思います。
このお店は大通りから奥に入ったところにあり、人も多かったので如何にも「アジア!」って感じでした。
先に出てきた0.3JDくらいのお茶。ヨルダンやけにミントを淹れてくる傾向にあります。
頼んだのはケバブ(左上の下にあります)と右の何とかライス。あとなぜか左のロティみたいなものも出てきました。
中東では注文したつもりのないものが付け合わせとして出てくるので量の調整が微妙にしにくいです。
味は普通でしたが、安いですし熱気があったので良かったです。
ホテルの屋上で休憩
ご飯を食べた後はホテルに戻って屋上で休憩。
ここでは中国人のカップルの方に声をかけられました。
話を聞いているとどうやら新婚旅行でヨルダンに来たみたいで、旅行は奥さんの希望で奥さんが全てスケジューリングしたらしいです。
しかも旦那さんは日本の某S社(自動車メーカー)の南京支店で働いていて、奥さんは南京でアニメ監督をしているとのことでした。
「南京に来た時は案内しますよ!」と言って下さったのですが、連絡先を交換してなかったので連絡できないのが割と悔やまれます……
ホテルからの夜景。
この日はこれで終了。
次の日は朝6時前にホテルを出てイスラエルへ戻ります。
【追記】
↓ 4日目の記事はこちら。