インドに行った話(3日目・デリー→バラナシ)
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デリーからバラナシへ
インド3日目はデリーから東南東へ800kmの場所にあるバラナシという街へ向かいます。
位置関係はこんな感じ。
デリーとバラナシの間にはタージ・マハルで有名なアーグラもあるので、時間ある人はデリーから電車に乗ってアーグラ経由バラナシと移動するんだと思いますが、自分達は「時間無いしタージ・マハルは行くのやめよう」という感じだったので、飛行機で移動。
とりあえずデリーのホテルからインディラ・ガンディー空港まで向かいます。
デリーの中心地から出ているオレンジ色のエアポート急行に乗ってAirport駅に行こうとしたんですが、実は国内線は別の離れた場所にあるらしく、Airport駅ではなく1つ前のDelhi Aerocity駅で降りてバスに乗る必要がありました。
友達が途中で気が付いて何とかDelhi Aerocity駅で降りられましたが、一人だったらAirport駅まで行って飛行機に乗り遅れてたと思います……
空港は空港で保安検査場でめちゃくちゃ混雑していてかなり並ばされました。日本の保安検査場の効率の3分の1くらいなので、気を抜くとやばいですね……
使った航空会社はIndiGo。確か片道4000円弱だったと思います。
バラナシ到着
1時間半程度でバラナシ空港に到着。ネパールにも近いので「飛んでる途中でヒマラヤ山脈見れるかなー?」と期待してたんですが、霧の濃い季節だからか単純に遠すぎるのかわかりませんが全く見えませんでした。
バラナシ空港は地方空港なだけあって建物はボロボロ。空港からバラナシの中心地までは10kmくらいあるのでタクシーで移動します。
タクシーチケットは空港内で買うことができるのでカウンターで注文していると、やたら日本語の上手い韓国の方に「相乗りしましょう」と誘われたので、友達も含め3人で乗車。
移動中「なんでそんなに日本語上手いの?」と聞いたら、「日本の会社(京都の有名なM製作所)の韓国拠点で働いてる」とのこと。なるほどー
そういえば、この移動中に目の前で激しい爆発音が。リキシャードライバーに何があったのか聞いたところ「猿が電線で爆死したんだろう」と。日本だと全国ニュースになりそう……
相乗りした人とはホテル前で別れ、とりあえずホテル(Costa River)にチェックイン。ちなみにこの日は4つ星ホテルだったんですが、設備は微妙なホテルでした。Wi-Fiもロビーでしか使えない……
とりあえず荷物を置いてガンジス川のあるガート方面へ向かいます。
ここでもリキシャーを使用。だいたい100ルピーくらいだった気がします。
バラナシについて
バラナシは死者の街として有名な聖地で、日本で言うところの京都的なポジション。一昨年には安倍首相もモディ首相と一緒にバラナシを訪れていて、そのこともあってバラナシでは安倍首相は超有名。
デリーやバラナシは街中ゴミだらけなんですが、バラナシ在住の方のブログによると、この時だけは街からゴミが一切無くなったそうです。(今はわんさか落ちてますが
街にはガンジス川が流れていて、その川の畔で遺体を燃やしたり、祈り捧げたり、洗濯したり、立ちションしたり……してます。なんというか……ごった煮。
ちなみにバラナシの地理関係は上の地図の形で、ガンジス川の西側に街があり、東側は黄泉の国らしく建物などはあまりありません。雨季に増水するので少し離れないと建てられないだけだとは思いますが。
それにしても、此岸/彼岸の信仰?はどの国でもあるんですね。日本だと自分が一番身近に知っているのは京都の鴨川。あそこも東側は鬼の住まう場所と考えられていたり、昔は川沿い人を焼いてたらしいですしどこも一緒っぽい。
ガンジス川でボート
夜になるとガンジス川の畔(ガート)でPuja(プージャ)という祈りを捧げるイベントやってるので、ボートに乗ってそれに参加します。
ちなみに、ガンジス川まで移動する時に使ったリキシャー屋のボスがボート屋も経営しているらしく、頼んでもいないのに「エンジン付きのボートを用意した!2人で2000ルピーだ!」みたいなことを言い始めました。(ボートにはエンジン付きボートと船頭が漕いでくれる手漕ぎボートがあります。
あまりにアホらしかったので「高すぎる。自分は乗らなくてもいいです」と拒否っていたら、日も暮れてきて向こうも「客0はまずい」と焦ってきたのか1600ルピー(1人で800ルピー)になりました。それでも嫌だったのですが、仕方無いので1600で乗船。
後々気が付きましたが、エンジン付きボートに2人で乗ってるのは我々くらいで、殆どが相乗り。手漕ぎで1人200ルピー、エンジン付きで1人400ルピー(相乗り)が相場だったみたいです。
まぁ貸し切りだったし1人800ルピーなら許容範囲かな?(ボラれてるのは嫌なので)
ひとまずボートでガンジス川をガート沿いに北上します。
人を焼いてる光景も船上からであれば撮影ができます。陸上では撮影できないんですが、ネパールのパシュパティナートであれば1000円くらい払えば近くで焼いてるところを撮っても良いらしい。
ガンジス川沿いにある火葬場。世界中から来る人(遺体)を24時間焼き続けているそうです。 pic.twitter.com/2RV5Afr7gt
— こんろーっ…! (@conroe215) 2017年1月6日
動画内の燃えているところで人を焼いています。ファイヤーデスマッチ感すごい。
ガンジス川のこの光景は素晴らしいと思う。 pic.twitter.com/5hsBsiu42Q — こんろーっ…! (@conroe215) 2017年1月7日
バラナシは本当にクソなんですが、このガンジス川の光景は素晴らしいです。クソだと思ってるのに「この光景観るために人生で一度は行って欲しい」と言いたくなるくらい。
完全に日も暮れたので、ボートをマニカルニカーガートの横につけてPujaを見ました。
Dashashwamedh GhatのPujaです。 pic.twitter.com/TXV4pUICX2
— こんろーっ…! (@conroe215) 2017年1月19日
少し遠くからDashashwamedh Ghat pic.twitter.com/p5N2TLzUUT — こんろーっ…! (@conroe215) 2017年1月19日
他のボートもギュウギュウに詰めてPujaを見るので、ボートの上をチャイ売りのおっさんや子供がポンポン船の上を渡り歩いていきます。
チャイ売りのオッサン pic.twitter.com/rjB2i0sCSa
— こんろーっ…! (@conroe215) 2017年5月15日
ここのチャイは1杯5ルピー(10円程度)。このあと何度かチャイを飲みましたが、ここで飲んだチャイが一番美味しかった。
そういえば、2時間くらい川の上にいたので少しトイレに行きたくなり「飲み物飲みすぎたんでトイレの場所おしえてくれ!」と言ったんですが、連れて行かれた先がガンジス川でした。
ボートの人達に正面から見られながら立ちションの実績解除。インド人許すまじ……
晩御飯
今日は移動もあったからかこの時点で19時くらいだったので晩御飯。
地球の歩き方に「シャンティというお店がオススメ」と書いてあったので、「この本に書いてあるシャンティって店知ってるか?」とリキシャードライバーに聞いたら「知ってる。ついてこい」と。
着いたところは「本当に合ってる?」という内装・外装だったんですが、一応「シャンティ」と書かれていたので入店。
メニューの中には日本食っぽいものも幾つか書かれていて、Khasu Danというカツ丼のようなものもあったので敢えて注文してみました。
カツ丼がインドでKhasu Danとなり提供されていた。カスダン…… pic.twitter.com/MvQ3cEu0U0 — こんろーっ…! (@conroe215) 2017年1月5日
うーん…… インドで調達できる材料で無理やり作ったような感じで美味しくはなかったです。 「これが地球の歩き方に書かれている店のレベルかー」と思いながら店を後にすると、なんとさっきとは違う場所で「シャンティ」の文字が!
「?????」となってあとで調べてみたところ、自分達が行ったシャンティは別物で、帰り道に見たシャンティが本物だったみたい。
インド油断できない……
バラナシでの夜間ドライブ
晩御飯終わってホテルまでは行きと同じリキシャーを利用。
夜間なので結構危ないはずなんですが、そんな中でもお構いなしでブンブン飛ばしていきます。
ハードラックとダンスっちまう可能性高すぎる pic.twitter.com/Vs2HFMj9Hk
— こんろーっ…! (@conroe215) 2017年1月6日
「インドの運転まじでやばいですねー」なんて友人と話していると、急にドライバーが「お前ら運転するか?」と。
インドの道路交通法なんて知らないので「えっ?いいの?」と聞いたのですが、「問題ない」との言われたので運転。
リキシャー自体はバイクを改造して3人乗りにしただけなので運転はできるのですが、とにかく「クラクション鳴らせ!」と要求してくる。
もうよく分からないので3秒に1回くらいプープー鳴らしておきました。もうむちゃくちゃ。
そんなこんなありましたが、とりあえず無事にホテルまで辿り着くことができました。
4日目は早朝からまたガンジス川に行って日の出を観るのでこの日は早めの就寝。
最後に、一緒に行った友達のブログを貼り貼り。 ↓
http://thetenthart.main.jp/?p=554
4日目の記事