【エルサレム】聖墳墓教会やホロコースト博物館へ(中東旅行4日目)
↓ 3日目の記事はこちら。
中東旅行4日目。
この日は朝6時にホテルを出てキングフセイン橋へ行き、イスラエルのエルサレムへ戻ります。
まずはキングフセイン橋までのバスに乗る必要があるため、タクシーでバス乗り場まで向かいます。
ただここでちょっとした問題発生。
前の日にバス乗り場までタクシーをホテルの人に依頼していたのですが、どうやら「キングフセイン橋までのタクシー」と勘違いしていたらしく、「国境までだから22ディナールだ」と言われてしまいました。
22ディナールなら1人11ディナールなのでタクシーでもよかったのですが、事前にバスチケット(10ディナール)を取っていたので事情を説明。結局バス乗り場まで4ディナールで行ってもらいました。
ちなみにタクシーだとヨルダンボーダーまでですが、JETTバスはヨルダンボーダーから更に緩衝地帯を越えてイスラエルボーダーまで行けるので、トータルではやはりバスの方が安いです。
バス:10ディナール (1550円くらい)
タクシー:11ディナール(2人で22ディナール) + 2.4ディナール(緩衝地帯)
3人以上ならタクシーでも良いかもしれませんね。
バス乗り場に着いたのは朝6時20分くらいですが、結構たくさんの人が集まっています。
どうやらキングフセイン橋以外にもこの時間にバスが出ているみたいです。
近くのお店で朝ご飯代わりの食料を調達し、国境に向けて出発!
ヨルダンボーダー(出国)
ヨルダン側の国境へは50分くらいで到着しました。早速出国の手続き。
我々のパスポート山積み。
これが出国税支払いの紙。出国税は確か10ヨルダンディナール(1550円)
イスラエルの出国税(5600円)が高すぎたせいでこちらは安く見えます。
この審査が終わると、次は緩衝地帯を抜けるバスに乗るのですが、やはり行きの時と同じで人数が集まるまで待たされます。
しかも何故か今回はバスの中がハエだらけでかなり辛かったです。
結局30分くらい待ってからの出発となりました。写真はキングフセイン橋の数十メートル手前の場所。
イスラエルボーダー(入国)
緩衝地帯を抜けるとすぐに入国審査場。
入国審査は質問2つくらいでサクサク進みました。
ここからはタクシー(シェルート)に乗ってエルサレムへ向かいます。
タクシーの値段は出口に書いてあり、どうやら行きの時に使ったタクシーと同じみたいで、値段は47シュケル(1410円)でした。
あとタクシーのチケット売り場は、入国審査場を出て右にずっと進んでいったところにあります。
エルサレムに到着!昼ごはん!
難なくエルサレムに到着したのでまずは昼ごはん。
旧市街の中にあるLinaというお店へ。
旧市街へはダマスカス門から入りました。入ってすぐのところでは野菜売ってる人達がいます。
Linaでは普通にフムスとファラフェルとアラブサラダを注文。
フムスとファラフェルは普通。付け合わせで玉ねぎが出てきましたが、これも辛くてきっつい……
あとこのお店の提供スピードは異常で、注文してから1分くらいで料理が運ばれてきました。その割にファラフェルも冷めていませんでした。
アラビックサラダは想像していたよりも遥かに酸っぱくてビックリ。
あと自分が作っていたアラビックサラダ(イスラエルサラダ)と違っていて不思議に思っていましたが、これはタブーリというパセリのサラダなのかも。
全体的に批判っぽい書き方に見えますが、普通に美味しかったです。
聖墳墓教会へ
昼ごはんを食べ終えた後は、近くにある聖墳墓教会へ。
説明不要かもしれませんが、ここはイエスが磔にされた場所に建っている教会です。
西暦326年にローマ皇帝コンスタンティヌスの母ヘレナがイエスの石墓を発見し、この地に教会を建てたのだとか。
ペテン観光都市(scam city)で見た十字架を持ったオッサンが居て少し感動。(写真は十字架だけですが…
どうでもいい情報ですが、ペテン観光都市はAmazon Primeに入っていれば無料で観ることができます。
十字架から降ろされて最初に横たわった場所。
東アジア系の人達がスリスリしてますが、自分はスリスリしませんでした。
少し奥へ進むと石墓が…!
イエスの墓とされる場所。(エディクラ)
ここは数年前まで改修作業中だったのですが、2019年の今は改修が終わって全体を見ることができます。
この聖墳墓教会はキリスト教の聖地ですが、この教会内ではいくつかの正教会がそれぞれのテリトリーを管理しているらしく、区画ごとに管理している団体が異なります。
そういった事情もあり、聖墳墓教会の扉の鍵はイスラム教の某一族が管理し、毎日聖墳墓教会の扉を開けるのもその一族の少年の仕事となってるんだとか。
内部については、アホなので「すごいなぁ」くらいの感想しか出てきませんでした。
もっと知性が…欲しい……!
電車に乗ってヤド・ヴァシェム(ホロコースト博物館)へ
旧市街は次の日ガッツリ見る予定なので、この日は電車に乗ってヤド・バジェム(ホロコースト博物館)のあるヘルツルの丘へ。
旧市街前の駅からだと電車で40分くらいのところにあります。
ヘルツルの丘、なんと桜が咲いていました。
植物にはあまり詳しくないですが、2月の中東の気温は4月の日本に近いかも。
ちなみにヤド・ヴァシェムは荷物の持ち込みが禁止で、バッグ等はクロークで預ける必要があります。
また、カメラの持ち込みなども禁止なので今回は写真はなし。
館内の印象としては「わりと淡々と展示してるなぁ」といった感じでした。
初っ端に真っ赤なヒトラーゾーンがあって「うおっ!」となりましたが、その後は各ゲットーの情報だったり、ソ連とナチスドイツに挟まれた時のポーランドの説明だったりでした。
どちらかというと、展示数はかなり多かったので物量で殴っている感があります。
あと「杉原千畝関連の展示もある」とどこかに書いていましたが、確かにありはしたもののスペースとしてはかなり小さかったです。何鳳山とかも無かったのでそんなものなのかも。
河豚計画関連の展示とかあったら見てみたいなぁと思ってたのですが……
泊まる予定のアパートが見つからない!
ヤド・ヴァシェムを観終えたら良い時間になっていたので宿泊先へ移動することにしたのですが、ここでも問題が発生!
今回はエルサレムの中心地にあるアパートを3日間予約していたのですが、地図上の場所に行ってもそのアパートらしき場所が見つからず……
↑ 予約していたアパート
書いてある住所の場所を探しても見つからず、近くの別のホテルで訪ねてみても「よくわからない」との返答。
1時間半くらい辺りをぐるぐる探しましたが見つからず、結局友達が別のホテルで電話を借りて、管理人さんに迎えに来てもらうことでなんとか辿り着くことができました。
入り口はここ
書いてあるのは『14』という番地情報のみ。
しかも我々が探していた時は乞食っぽい人が座って扉を塞いでいたので、この扉自体が完全に意識から外れていました。
建物の3階にあり、更に写真の扉を2つ進んだところがアパート。
色々端折っていますが、電話が使えない状態だと仮に日本だったとしても見つけるのは厳しいです……
友達が「ハンター試験だ」と呟いていましたが確かに……
とはいえ、アパートの管理人さんはとても良い方で、宿泊費の端数の800円くらいをまけてくれましたし、美味しいパンも用意してくださってました。
部屋はこんな感じ。自分は3日間すべて下のソファで寝ましたが、見た目よりはキツくなかったです。
立地も良いですし、1人1泊4千円くらいなので見つけにくさ以外は上々だったと思います。
晩ごはんはエチオピア料理
あまりにも疲れてお腹も空いていたので、近くにある評判の良いエチオピア料理店へ。
なぜエチオピアかというと、旧約聖書にシバ王国という国が出てくるのですが、それがエチオピアという説があり、エルサレムとエチオピアは結構繋がりが深いのです。(諸説あり)
また旧約聖書よりもかなり後の話ですが、その昔エチオピアでは第二のエルサレムを作ろうとした動きもあって、当時の遺跡がエチオピアに残っています。
行ったのはこのお店。
店名が違っていたり閉鎖となっていたりしますが、写真を見る限りでは同じっぽいですし、普通に営業していました。
お店の外観はこんな感じ。めちゃくちゃ入りにくい雰囲気です。
入る前は「地元民が集まる場末のバーなのでは……」とも思ったりしましたが、中は普通にレストランしていました。(バー的なスペースも有りましたが
注文したのは牛肉のインジェラ
写真で分かると思いますが、かなり大きいです。
で、味の方はというと……正直かなり酸っぱい……
まだは乾いている部分は酸っぱいだけなので具と合わせれば食べ進められるんですが、水分を吸ってフニャフニャになってる部分もありまして、そこは食感悪いし具と合わせられないしで最悪でした。
ただこのお店、「インジェラ界の中ではかなり美味しい方なんだろうなぁー」と思わせるポテンシャルはありました。(酸っぱかったですが……
あとこれを書いている現在、少しインジェラ食べたさが出てきているのでやばいです……
(値段は確か1つ1200~1500円の間くらいでした。量的には2人で1つで問題ないです)
アパートの近くを散策
晩御飯を食べ終えた後は、アパートの近くを軽く散策
妙な生え方をしている樹。
見えにくいですが、シャボン玉がフワフワ舞っています。
あまり我々が想像するような中東の雰囲気では無いですね。しっかりとした造りの建物が多いです。
電車は時速20kmくらいで走ってきます。みんな結構電車スレスレのところを歩いていて見ているこっちがハラハラします。
この日はこれで終了。
5日目は主に旧市街やオリーブ山方面を散策します。